玉ねぎ
そろそろ育ちも止まる頃、茎が折れて実りを知らせる
しばらくは写真の状態で食べられるのを待つ。
春になると土に付いていなくても芽が出てくる。
強い植物だ。
生で食べると辛い。水を通すと辛味が抜けてくる。
熱を加えると甘くおいしい玉ねぎだ。
こんな人生も良いのかなと思う。
自分の熟れ時を自覚し、辛く、甘く、なんとなく
その場にいなくてはならない人間、騙され、利用され
反省して、くやしくて、それでもそこにいなくてはならない
つらい立場だ、でも剥かれても剥かれても芯までは
なかなか届かないしぶとさもあるのかな。
吊るされている玉ねぎの身になってみた。?